引越しで気をつけること〜業者の「お断り見積もり」とは？
引越し業者 お断り見積もり
営業マンに自宅を訪問してもらって、見積もりを出してもらったら、ネットの一括見積もりで見た金額の倍くらいでびっくりした、という話を聞くことがあります。
もしかしたら、引越し業者の「お断り見積もり」かもしれません。「お断り見積もり」とは何でしょうか。「お断り見積もり」を出されないため、気をつけるべきポイントを取り上げます。
利用者が引越し業者を選べるのと同じように、引越し業者も利用者を選ぶ自由があります。
時期によっては、1日に2〜3件の引越しを請け負っているので、スケジュール通りにできなさそうな人の引越しを請け負ってしまうと、ほかのお客様に迷惑をかけ、会社の評判にも傷をつけかねません。
それで、相場よりも高い見積もりを出し、お客様のほうから断るようにさりげなく仕向けます。これが「お断り見積もり」です。どういった人が「お断り見積もり」の対象になってしまうのでしょうか。
「お断り見積もり」の対象
営業マンが説明しているのに、うわの空であったり、話を遮って自分の聞きたいことだけ聞こうとする人は、引越し当日に必要な準備ができていない、ということが多いです。
荷物の梱包や冷蔵庫の水抜きなど、利用者の側でやっておくべきことができていないと、荷物は運べません。怒りっぽくて注文が多い、いわゆるクレーマー体質の人も「お断り見積もり」の対象になります。
部屋が散らかっていて、だらしのない人も、引越し当日までに荷造りができていないことが多いので嫌われます。家の中の汚れがひどく、持ち物がなんとなくベタベタしているような場合も、「お断り見積もり」で断られる可能性が大きいです。
営業マンは、見積もりの時に利用者の経済状況も見極めます。お金がなさそうな人は、引越し料金を回収できないリスクがあるので、「お断り見積もり」を出して、別の業者を探すように仕向けます。
逆にお金持ちの人は、家具などが高価であることが多く、梱包材も多めに使い、作業も慎重に行う必要が出てきます。それで、見積もり金額は相場より高額になることが多いです。
「お断り見積もり」の対象にならないためには
「お断り見積もり」の対象にならないためには、まず営業マンが来る前に簡単でも掃除をして、部屋の中をある程度で良いので片付けておきましょう。営業マンの質問には礼儀正しく正直に答え、営業マンの話も丁寧に聞く姿勢を見せてください。
料金のことばかり質問をすると、お金のない人と思われてしまう可能性があります。見積もりに来た引越し業者の独自サービスについても説明をよく聞き、理性的で道理をわきまえた大人のユーザーであることを示しましょう。
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